医王の眼には百草みな薬
2017.07.23
自分の物差しをもって、他人を評価することがあると思います。
けれど、その物差しって、とてもいい加減なものだと思います。
だって、誰しもが「長所」と「短所」を持つただの凡人なのに、自分の「短所」は棚の上に置いて、「長所」だけをもってきて物差しとしているから。
しかもそれは、その時々の状況や体調によっても、まるでゴム紐のように伸び縮みしてて、全然当てにならない。
そんな当てにもならない物差しや思い込み、固定観念だけで、判断するのではなく、正確にバランスよく観ることができるように、日々心がけたいなと思います。
僕らは年を取ったり、下手に偉くなったりすると、こんな当たり前のことすら忘れてしまいがちですが、そういう気持ちを忘れずに人と接する器量を持たねばならないと切に思います。
いくつになっても反省し学ぶことは多い。
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自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する
痛みに鈍感になり優しさを失う
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい
人間は弱いままでいいんですよ
弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい
<野島伸司>
今回、ホステルで協力してくれているアイアンアーティスト槙塚さんの作品。かっこいいです。
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