「個性が共生し調和が発展を生む」

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少しだけ昔の話

僕はこの話をもって、サニーサイドのスタッフ、同業の方、その他ちょっとうちに興味が湧いたというきとくな方、今もきっと笑顔で毎日を頑張っているだろう仲間や会えなくなった友人に、

問題から逃げずに立ち向かうこと、既成概念や常識にとらわれずに物事を観ること、自分たちを「変化」させることの大切さが伝われば良いなと思います。

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2010年、日々の仕事に違和感を感じ、今の会社を立ち上げる構想を練っていた頃、僕らは常に「人手不足」に苦労していた。

昔から清掃の仕事は不人気職。

だから、中高年の方やよほどに勤務場所や時間的都合が合う主婦の方しか応募はない。

しかも香川県は常に日本でも1,2を争うくらいの有効求人倍率を誇る人手不足の県。

どこの会社もいくら求人費用をかけても、電話すらないことが常態化していた。

その「人手不足」を補うために、常に人材派遣の方に頼らざるをえない状況に追い込まれていた。

けれど、清掃業は仕事の単価が低いため、派遣さんを使えば使うほど赤字になる。

この問題はこれから何年間も続く問題であり、逃げているだけでは、自分たちも、この業界も未来は無いと思えた。

それから何ヵ月も「人手不足」という問題について考えていた。

そうしたある日、とても大切なことに気がついた。

それは、僕らが求めていた「人手」とは、主婦パート、中高年の方だけだということ。

目線を変えれば僕らの周りには「人手」は存在し、彼らはその出番を待っていてくれていること。

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それを機に、僕たちは清掃業という枠にとらわれず、障害者、ニート引きこもりの方をはじめとする、様々な個性をもつ人を輝かせる会社を創ることに決めた。

既成概念にしばられずに、自分たちを「変化」させることが出来るのならば、この問題を解決し、新たなスタイルを確立できると強く信じ、僕たちの会社を立ち上げた。

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そして、この理念に照らし合わせて不合理が無いよう、仕事の契約・業務のやり方、その他すべてを見直し、再構築を行いました。

そうして、働く意志さえあれば誰もが活躍できる仕組みを整えることで、彼らは輝き出します。

それは、彼らの人生において、きっとかけがえのない財産となると信じています。

僕は人間社会がある限り、この考えはきっと未来も変わらず尊いものであると強く信じています。

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2011年の創業から7期の間、高業績をあげることができています。これは、サニーサイドのもつ理念と行動の正しさ、そしてスタッフ全員が力を合わせ努力した結果を証明するものだと思います。