HOSTEL64 Osaka
毎年2月に三重県の伊勢神宮と大阪に行くようにしています。
今年の大阪では、アートアンドクラフトさんが運営しているHOSTEL64に泊まりました。
ゲストハウスに泊まったのは、別にお金を節約したいわけではなくて、お金の使い方を考えたから。
確かにビジネスやシティホテルなら、設備もプライバシーも問題ない。
けれど、そこに泊まるにあたり、何も満足感がわかない。
ただ、少しテレビを見て、寝るだけの場所以上にはなり得ない。
高級な旅館やホテルに泊まれば、特別な体験ができるのは当たり前で、
そうではなくて、誰でも気軽にそれを得られる場所として、ゲストハウスは可能性を秘めている。
価格の問題上、完全な設備や一人ひとりに特別なサービスが出来るわけではない。
けれど、その数々の制限があるがゆえに、デザインの力や働く人の個性がもろに出る。
「物言わぬものに心を感じれるのが日本人」
これをもう少し自分なりに咀嚼して、平易なものへとしていく。
***
HOSTEL64、、良かった。
部屋も共用部も快適。(部屋に川島小鳥さんの「未来ちゃん」があったのはうれしかった。)
1964年に出来たビルをリノベーションしてホステルにしているのだが、人とデザインの距離感がちょうどよい。
ラウンジでは他のお客さんがいなかったので、スタッフさんと仕事の話をしながら、お洒落な空間でビールを飲めた。
ちなみにスタッフの女の子さんは、今の仕事、会社がとても気に入っているらしい。
どういったとこがいいの?って聞いたら、
自分たちの思うように運営させてくれるし、
スタッフ全員が「共通の意識」のもとにいられるのがうれしいらしい。
「共通の意識」って??て聞くと。
「どこにも書いてないんだけど、、、、
これって自分たちらしいから良いよね~とか、これは自分たちらしくないからやめようとかいう、
目に見えないものがあって、それは空気感というか、文化というか・・・
なんとも言えないんだけれど・・・・。」
それ、わかる。
僕にとっては、とてもステキな答えがいただけました。
ありがとうございました。
また来ます。
***
サン=テクジュペリ<人間の土地>
愛するということは、おたがいに顔を見あうことではなくて、いっしょに同じ方向を見ることだ
コメントを残す