MIMOCAのあり方
2019.06.20
猪熊弦一郎の言葉を理解できてる人は少ないと思った。
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そしてMIMOCAは1991年11月23日に開館しました。
前日の落成式後のインタビューで「この美術館をどんな美術館にしたいですか?」と聞かれ、猪熊は次のように答えました。
もう誰にでもしたしまれるね、みんながここへ来て遊んでもらって。それで新しい美っていうものがどういうものか、だんだんわかっていただくようなね、そういう美術館になりたいと思う。
これはもう、美術館っていうのは、だいたい襟を正してね行くようなもんだと思ってて。そうじゃなくて、気楽に来て。ここにはコーヒーもありますよ。サンドイッチも食べられるようになってますし。休むいいソファもみんな置いてあるから。そこでね、ゆっくりして、リラックスして。自分の悩みを何もここで流してしまったらいいんですよ。
だから、美術館ていうのは、むかしで言えば、まちにある教会のやくめ。心の病院。心の悩みををみんなここで治してください。そういうことです。
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