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FARMER'S BLOG

なぜサニーサイドが農業なのか?

2019.02.09

社会的課題「農業の人手不足」「多様性のある雇用先不足」を解決したい

サニーサイドには「社会に役立つ仕事をし、社会に役立つ人を育て、社会に役立つ会社となる」という経営方針があります。多くの農家が困っている状況をサニーサイドとして少しでも役に立ちたい。また、世間ではまだまだ多様性ある雇用も進んでいない状況があり、今後はさまざまな障害をもった方が就職先などに困る状況が予想され問題となっています。私たちの会社も清掃業だけでは多様ある雇用に限界があるので、業種を増やして雇用の場を確保する必要性を感じています。また、清掃業と同じく農業も人手不足の問題で目線を変えたり、作業を見直す事で多様性のある雇用が可能になるのではないかと考えています。農業と多様性ある雇用の2つの社会的課題を少しでも解決したい。例えばうちの会社には片道2時間をかけて通勤してくれている方がいますが、その方が暮らす地域では農業の人手不足で困っている現状があります。もし、サニーサイドで一緒に農業をして作業が出来るようになれば、ステップアップに繋がり、地元の農家に就職して働ける事も可能になると考えています。

私の思い

初めまして。サニーサイドで農業を担当する吉川と申します。これから本格的にスタートする農業について、こちらのブログで発信できたらと考えています。まずは、私自身がなぜ農業に思い入れがあるのかについて、少しだけお話させてください。

香川県は農業人口の高齢化と人手不足が進んでいます。農業放棄地も増えています。私の地元まんのう町も同じ問題を抱えています。そんな中、私の家も祖父母が亡くなり、父が病気になってから、吉川家の畑も放棄地となってしまいました。近所でも同じ状況の家庭が多く、自治会の集まりの度に誰か、「若い人でどうにかして欲しい」と要望があがっていました。そんな時、2年前から親戚の方が農業法人から独立をして野菜と米作りを始めたのです。その姿を見た事がきっかけで、自分もお世話になった地域の方の為に祖父母から譲り受けた農地を開拓して農作物を生産して販売をしたいと思ったんです。

「ものづくり」の楽しさを子どもたちに伝えたい

自分が子どもの頃は祖父母の作業を手伝い、「ものづくり」の大切さや苦労などを自然の中で学ぶ環境が当たり前にありました。そうした経験から「物を作る」「生み出す」事が好きになり、中学・高校・短大では学園祭の企画運営、社会人になってからは企画販売の仕事を経験することができました。そんな中、自分が出来ていた「ものづくり」という貴重な経験を、今の子ども達は出来ていないということに気が付きました。娘の友達が自由研究の発表で、ただインターネットからコピペしただけの用紙を見たのです。「これではダメだ。子どもたちに「ものづくり」を体験させる教育が必要だ」という思いが強くなりました。元々、日本の国は農業文化で支えられているし、どんなにAIが進んでも人が一生懸命に自然と向き合いながら物を作る事は人でなければ出来ないという思いもあり、農業をやろうと決断しました。

以上です。まだまだ始まったばかりの挑戦ですが、皆様暖かく見守っていただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。