みんながみんなの いいところを見つけるのが上手。

SUNNYSIDE FIELDS
吉田 美香

とびっきりの笑顔と愛情あふれる説明で、
サニーサイドフィールズのお店の雰囲気を明るくしてくれている吉田さん。
商品の横に添えられたPOPやさりげなく飾られたお花も吉田さんが担当しています。
今までいくつかのお店で接客業をしてきた中から、
ご自身が大事にしていることも話してくれました。

吉田さんがサニーサイドフィールズで働くようになったきっかけは?

私が前職で働いていたお店に、社長がお客様として通ってくれていまして。「まんのう町でこんな取り組みを始めようと思っている」という話を聞いたとき、楽しそう!一緒にやりたい!って思ったんです。

印象的な建物で、インドネシアからチョコレートやコーヒーを仕入れて、素材ありき・生産者さんありきでつくるお店。「みんなが集う場所を作るんだ」とポスターを見せてもらって、本当に新しい取り組みだなと思いました。

今はどんなお仕事をされていますか?

主に売り場で接客販売をしたり、キッチンに入ったりカフェに入ったりしています。POPを作ったり店舗にお花を飾ったり、店舗づくりもしています。

吉田さんがお仕事で心がけていることと言えば・・・

お客様には、お話を聞きたい方もいらっしゃれば、逆に商品の解説はいらない方、両方いらっしゃいます。何となく見に来ただけとか、あると思うんです。
接客をするときには、伝えたいことはたくさんあるけれど、押し売りにはならないように。コミュニケーションを取りながらも、気持ちよく帰っていただくことを大切にしています。欲しい人にも見に来ただけの人にも、「よかったね」っていう記憶が残ればいいなと。

情報量がすごくあるお店なので、目の前の方をちゃんと見て感じないと、ワーッと一方的に言ってしまいますよね?

そうですね。お困りごと解決じゃないですけど、ギフトが欲しい人とか、何か温かい飲み物が欲しい人とか、求められているものを理解するようにしていますね。「来てみたけど、なんだかよく分からなかった」ということがないようにできたらと思っています。

だからPOPにもサニーサイドフィールズらしさを入れるようにしています。言葉って、買ってみようかなって思っていただけたり、背中を押してあげられたりするポイントだと思うので・・・本当に、皆さんに知っていただきたいことがいっぱいで(笑)。

こんな場所にこんなものがあるという驚き、私たちも身近な場所にある宝ものを発見しているこの興奮を、皆さんが受けとってくださって一緒に喜んでもらえたら、私たちもすごく嬉しいです。だって、せっかくこの山奥まで来ていただくので「何もなかったね」だと本当に悲しいので。

これだけ素敵なものがあふれている時代にサニーサイドフィールズで買おうかなって思っていただける理由は、自分たちの熱意や言葉なのかもしれないと思うこともあります。
「製造のみんなが作ってくれたこれがおいしいから、お店でも伝えしようね」といつも朝礼で話していますし、自分で食べて自分の言葉で伝えることを大切にしているので、お客様にも熱意が伝わっていたらいいなと思います。

働く中で、みんなそれぞれ得意なところ・不得意なところがあると思うんですけれども、吉田さんの場合はどうでしたか?

ここに来て思ったのが、やはり1人でできることにはすごく限りがあるということでした。いろんな商品を扱っているし店舗も広いので、本当にみんなで協力しないと何も進まない。

ごく最近まで、何でもひとりでできないといけない、迷惑をかけるって思っていたんですけど、会社ではどんどん新しいプロジェクトが始まって人も異動していくので、お互い補い合っていく仕事のやりかたに変化してきました。仕事や技術を自分ひとりだけで抱え込むと何もできない。もう、チーム一丸です。任せられるってすごく嬉しいことだなって。信頼されているんだなと思うんですよね。

一方で、自分が苦手なことを手放して誰かにお願いするのもひとつの勇気だなと思うようになりました。得意な人がやっている姿を見て、そうやるのかと学ぶこともあります。オープンして3年目、みんなの信頼関係ができて、だからこそこの状況になれたのかもしれないですね。

このサイトを見て興味を持ってくださった方、一緒に働いてみたいけどどうしようかなと思っている方に、
吉田さんならなんてお声がけしたいですか。

ここでやっていることが絶対に正しいっていうのはないので・・・。例えば、添加物を入れないのが正しいとか、ヤギで循環させるのが正しいとか、一方的に伝えると押しつけになりますよね。

お客様にはひとつの選択肢として、私たちはこういう取り組みをしています、生産者さんとつながることを大切にしています、ちょっと手間暇かかるけど、長い目で見るとすごく大切で愛おしいことだと思うんです、とお伝えしたいなと思っているんです。

サニーサイドフィールズに興味を持ってくださった方に、「同じ思いだな」とか「共感できるな」と思っていただけたら嬉しいです。本当に、興味がある方は一度遊びに来てください。「お店というより、みんなが仲良く集える場所にしたい」と社長もよく言っています。だんだん、本当にそういう場所になっているんじゃないかなと。

年齢も住んでいるところも国籍もいろいろな方がここに来て、お客様同士でお話されたりしていますもんね。

最終的には、自分がお客さんに戻る。私はいくつかのお店で接客業をしてきましたけど、最後は働き手ではなく、お客さんになってそのお店に来るだろうなと思うんです。だからこそ、言っていることとやっていることが合致している企業であってほしいし、いま、SUNNYSIDE FIELDSの一番のファンでいられるような、お客様の気持ちや目線を忘れない働き方をしたいと思っています。
・・・ということを、ここだけじゃないんですけど、今まで働く中で思っていて・・・。

・・・ずっと吉田さんが大事にされてきたことなんだなと感じました。

どんな方が来ても、この会社って、それぞれの得意なことで活躍ができるんじゃないかなと。自分では普通だと思っていることを周りの人が気づいて、「これ上手だね、どんどん担当してよ」とか「どんどん文章を書いてよ」とか、「イベントに出店してみよう」と、チャレンジさせてくれるんです。

不得意な部分は「みんな誰もが苦手なことがあるからこそ、お互いに補い合おうよ」ということを自然にしている。みんながみんなのいいところを見つけるのが上手な会社かもしれないです。
少しでもSUNNYSIDE FIELDSが気になるな~と思ってくれた方はぜひ一度気軽に遊びに来て下さい。