自分の「好き」を、 働くことを通して発見してほしい。

SUNNYSIDE FIELDS
髙橋 龍人

もともと自分でお店をしていた髙橋さんですが、
サニーサイドフィールズのオープンを機に私たちの仲間になりました。
入社して9カ月あまり、自分の中でも確かな変化を感じているといいます。
髙橋さんから見たサニーサイドフィールズと仕事について聞いてみました。

今はどういうお仕事をされていますか。

店舗の運営管理といいますか、シフトの作成や、業務の中で今日はこの人に何をしてもらうのかを決めたり、イベントをするならその手配をしたり。でも僕の中でいちばんしっくりきているのが、八十川のサポートですね(笑)。

働き始めて僕の中で変化があったのは、それまでは自分自分っていう感じだったんですけど、なんだかもう、自分がどうこうしたいっていう感情があんまりなくなってきて。それよりこの場所がどうなるかとか、今働いてくれているスタッフさんがどうなるかを考えている時間が多くなったと感じています。

働くときに髙橋さんが大事にしているのは、どういうところですか?

会社としてやらないといけないことはもちろんあるんですけど、個人の感性などを犠牲にしてほしくないな、ということは大事にしています。難しいんですけど。会社がこうしないといけないから自分の思っていることをなかったことにしたり、感性を飲み込んじゃったりとか、そういう感じにはしたくない。それを強制すると、その人の個性から遠のくことになると思うので。

そういう素敵な環境でも、
仕事をする中では自分を超えて何かをしていかないといけない部分も
あったりすると思うんですけども、そういうときはどうスタッフさんに伝えていますか。

そうですね、しないといけない作業って大体お客様に関することが多かったりするんです。それをしなかったらお客様にご迷惑がかかる、とかですね。そこはもう、「お客様には迷惑をかけたくないし、やっぱりここはいい場所だと思ってもらいたいよね」。
個人としていろいろ思うことはあるけれども、うちの良さを届けたいという思いはみんな共通して持っているので、そこは理解してくれているのかなという部分はありますね。

それなりに自分も腑に落ちてないとスタッフのみんなに言えないので、八十川さんとよく2人で意見交換することを心がけています。

サニーサイドフィールズで働くうちに、働く人にも発見があったりするんでしょうか。

そうだと思います!大学生のスタッフさんがアルバイトで入ってくれたとき、本人は接客とかコミュニケーションはあんまり得意じゃないって言っていたんです。でも、業務でお店の案内をしてくださいとお願いするとスムーズに喋れていた。本人もそれに気づいて、今では結構喋れるようになった、ということがありました。

自分に何が向いているかは、他人が決めてくれる・・・

本当にそうです。僕はどっちかというと自分で自分の得意なことを探すっていうスタイルだったんですけど、それよりも人に教えてもらった方が絶対早いし、正確だなって。この会社に入って気づくことがすごくありました。

強制しているわけではないのですが、スタッフも全員、この人は何が得意なのか、何が苦手なのか、人と接する上で気を配っているかなと思います。だからみんなで意見を伝えあうことが多いですね。

その分「これはこうだからこうなっています」みたいことが全部はっきりしてる会社ではないので、そういうことをきっちりと全部決めていきたい方からすると、多分、中途半端だなとか、曖昧でやりづらいなって思っちゃうかもしれない。 ただ自分としては、決めちゃったらそこに収まっちゃいそうな気がするよね、とも思っているんですよね。

このサイトを見て新しく仲間になりたいって思ってくださった方と、
これからどういうフィールズを作っていきたいか、
この場所やそこで働く人がどんなふうになればいいなとか、
髙橋さんの考えを教えてください。
吉田さんならなんてお声がけしたいですか。

サニーサイドフィールズのホームページに載っているんですが、「自然に感謝すること」「誰かを思いやること」「好きなことを好きでいること」という言葉があります。
本質的な3つの言葉だなと僕は思っているので、ここに来る人は、自分は何が好きだとか、どういうところに喜びを感じるか、どういうことを悲しいと思うのか、そんな自分の「好き」だったり、自分のアイデンティティにいちばん近い部分を、働くことを通して発見していただきたいと、いちばんに思っています。

髙橋さんも入って発見されたことがありましたか?

そうですね、僕はまだ発見途中なんですけど・・・。
ここで、自分のことをいっぱい考えるよりも人のこと考えた方が、ちょっと生意気な言葉ですけど、自分の調子がいいということを発見しました。これはきっと、自分の生き方や発言のスタイルにフィットする場所を見つけたということだなっていう自覚があるので・・・。

本当にもうちっちゃいところからもいいですけど、自分はこういうところで喜びを感じるんだっていうのを、働くことを通して何か感じてもらえたら、この会社をやっている意味はあるのかなと思います。

スタッフに地元出身の人がいるんですが、ここで働くうちに地元を良くしたいとプロジェクトを始めて、仕事とは全く別のところで人とつながっているのを見ると、僕もすごく嬉しいし、楽しそうにしている姿を見ると自分も頑張らなきゃなと思います。彼がこのまま進んでくれたら、もう、会社として意味のあることができたなと。そんな人がこの会社に増えていけばいいなと思います。

髙橋さんも今はいろいろな人と関わったり、面倒見たり。チームだとできることが増えますよね。

本当にすごく感じます。入ってすぐに感じたことでもあります。以前は人に頼れなかったからこそ1人でやっていた部分もあったのですが、今は頼れるようになりました。頼ったらこんなに物事が早く進むんだって実感したことは、僕の人生にとってすごく大きかったです。