職場の人間関係の基礎は「周りの役にたつこと」
2018.02.02
障害者雇用をしている企業さんから質問を受けました。
いわゆる「健常者」と「障害者」の人間関係がうまくいかない、どのようにしたらよいか?とのことでした。
すごくシンプルに答えました。
「彼らが一人前の仕事ができるように、今の仕事のやり方を変え・その環境を調えて、可能性を信じて教育すること」
大体こういった類の原因は、障がいの有無を問わず、本人のことを周りが役に立ってないと思っている証拠。
彼らが一人前に生産性のある仕事が出来ているのであれば(直接の成果ではなくムードメイカーもあり)、周りの人は彼らがいないと困ると感じるんです。
働こうという意志をもっている人であるなら、それに応える環境をつくるのは経営者の役目。(逆に勤勉さに欠ける、向上心がない、自分のことしか考えない人に応える必要はない。)
企業における人間関係の基礎はそこであると思っていて、そこを外して表面的に取り繕った人間関係はあまり意味がないと思います。
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ちなみに、大企業の多くが障害者雇用を行っています。
けれど、僕の見る限りそこで働く障害者の方のほとんどが生産的な仕事をしていません。
これでは、雇用率の問題や、CSRなど対外的なイメージのためにやっているように思われても仕方ない気がします。
いてもいなくても良い仕事、本人が周りの役に立てていると実感できない仕事って、見直しが必要ではないかと思います。
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