茶摘みの季節
2016.05.15
先日、四国中央市新宮にて茶摘みに行ってきました。
ほとんどの農家さんが下の写真のような畑において新芽を専用の機械を使って摘んでいきます。
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私たちサニーサイドが、来年から製茶していこうとしているのは、下のようなもはや自然となったような茶木です。
昔から自生していた在来種や、自然に茶畑から種として飛んで離れたところにひっそりと育ったやぶきた種。
それらは、どうやって行くの?みたいな岩場に生えていたり、かなり大きくて樹齢が100年くらいはあるのではないかというのもあります。
無論、農薬や肥料の類は一切与えられず、自然のままに育っているものです。
(農薬を与えられた木は20年くらいでダメになるらしいです。農薬がなければ長生きもするし、根が深くはって地中のミネラル分を多く吸収することで、味わい豊かな茶の木になるはずだと、勝手に仮説を立てています)
自分用としていくつか摘みましたが、茶葉自体の香りがとても良いです。
その香りを活かすために長めの萎凋を行ったのち、釜炒りで一気に仕上げました。
緑茶とは思えないような、新鮮な花のような香りと、すっきりとした味わいの後に残るうまさが印象的なお茶が出来ました。(5煎目いれてもまだ美味しいし、残った茶葉を塩で食べても美味しい)
深みのある豊かな味わいと香りでした。
お茶に関わりだして感じるのは、
単にお茶を飲み物としてだけで味わうのではなく、背景やストーリーを知ったり、
手間を含めた時間=ティースタイルを愉しむことで実感する「豊かさ」もあるということ。
普段の便利な生活の中で、ぞんざいに扱っていることって意外に多いよねと考えさせられます。
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