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FARMER'S BLOG

お米作り!代かき〜田植え

2019.05.02

前の更新から少し経ってしまいましたが、お米作りは粛々と進めておりました。

本日は、大きなイベントである田植えを行いました!!

顔が険しい。。

ただし、田植えに至るまでに様々な工程が必要でした。

まずは前回のブログでも書いた”田おこし”と呼ばれる耕うん作業。これは、土を耕うんすることで、土に空気を入れたり、土を乾かすことで土中の微生物の動きを活発化させます。微生物の動きが活発化すると土中の栄養を稲が吸収する養分に分解してくれるので、とても重要な作業です。(同時に肥料も撒くので肥料を土の中に混ぜ込む目的もあります。)

雑草も土の中にすき込むことで肥料の一部となります

次に、畔波板(畔波シート)を挿します。これは本来なら畔(あぜ)と呼ばれる田んぼを囲むように土を盛り立て土手のようにし、土を固めることで田んぼから水が抜けるのを防ぐのですが、水が抜けやすい土壌だったり畔を作る土が少ない場合に畔の代わりに使用するものです。ちなみに畔を一から作ろうとすると滅茶苦茶大変らしいです。ただ、畦板を挿していく作業も結構大変です。。近藤は古いシートを抜くときに力を入れすぎて腰をやってしまい、2日ほどかがめませんでした。。

シートを挿す為の20cmほどの深さの細い溝を掘ります。最初は手で掘っていましたが、途中から耕運機を利用しました。

水を入れて土が緩んだ時に抜けてしまわないように、杭を打って抑えています

そして、次に”代かき”と呼ばれる水を張った状態で土を耕うんします。

これには、色々な目的があります。土の表面を泥状にして田んぼの水漏れを防ぐ為だったり、苗を植えやすくする為だったり。でも、私の中で一番重要な目的は、”土の表面を均平にし、苗がむらなく生育するようにする。”だと考えています。

田んぼは水を張った状態で稲を育てるのは皆さんご存知だと思いますが、高低差があると水に埋もれてしまう苗と水に浸からない苗が出てきてしまいます。

また、米作りは水管理と言われるほど、水位の調整に神経を使います。水位によって、温度の調整や雑草が生えるのを防いだりします。

なので、高低差があると上手くお米が実らなかったり、雑草の防除に余分な時間がかかったりするわけです。

水を張っていよいよ代かき開始!

代かきの結果ですが、、うーん、やはり結構な高低差が出来てしまいました。ネットや本で知識はありましたが、初めての実践なので微調整が上手く出来ませんでした。

(言い訳をすると、本当はレベラーという平らにする道具をトラクターに付けたり、水は浅水の状態でやるのが初心者向けなんですが、諸事情によりレベラーなし、深水という上級者向けの環境でやらざるを得なくなったのですよ。。)

そんな事もありましたが、とりあえず代かきを完了させ、本日田植えを行いました!という事でブログの最初に戻ります。

田植え機の操作も初めてだったのですが、吉川さんのお兄さんが丁寧にレクチャーしてくれたおかげで、トラブルなく順調に植えることが出来ました!基本的にトラクターの操作に近かったので、そこまで抵抗なく操作できたのも大きかったかもしれませんね。あ、でも高低差があったせいで、水が深い部分があり、次に通る目印が見えなくて真っ直ぐ走れない!と、焦ったことはありました(汗)ただ、先輩農家曰く「真っ直ぐ植えるのは収穫時に刈りとりやすくするため。栽培に問題が出るわけではないし、このくらいの広さならそんなに問題じゃない、気にするな」と言ってもらいました。

さて、これから8月末の収穫までは、毎日田んぼの様子を要確認です。

ちなみに、お米以外も育ててます。

とうもろこし、トマト、唐辛子。とうもろこしはポットから畑に植え替え中です^^

(写真は2週間前のもので、今はもっと大きくなってます。)

トマト

とうもろこし